こんにちは!
理学ゼーション天王店の山崎雅史です!
先日お店に「肩が外れやすいんだよね」というお客様がいらっしゃいました。
皆さんの中にも肩が外れやすい、外れそうな感じがするという方はいませんか?
なんとなく「肩が緩いんだろうな~」くらいに思ってるかもしれませんが、これには原因と対策があります!
今日はそんな方のお悩みについてお話いたします。
肩を動かしたときに脱臼したり、脱臼しそうな感じがするような肩が不安定な状態を「肩関節不安定症」と言います。そのままのネーミングですね(笑)
ではなぜ不安定な状態になってしまうのでしょうか?
肩の構造からお話ししますが、肩関節(肩甲上腕関節)はもともと固定性の高い関節ではなく、特に前下方に外れてしまいやすい関節になっています。
関節の受け皿と骨頭の大きさでいうと、なんとゴルフボールとそれをのせるティーくらい差があると言われています!
そのため肩の周りには靭帯・腱・筋肉・関節唇といった様々な組織で関節を安定させているのですが、肩関節不安定症ではその組織が損傷されたり、筋力が弱くなっていることで安定性が保たれなくなり、脱臼してしまいます。
だからこそ、関節を支える筋肉が必要なのです!!
また、脱臼には肩甲骨が非常に深くかかわっています。
脱臼しやすい姿勢としては、手を挙げた時や腕を横に挙げた状態で後ろに引くような動作があげられます。
これらの動きでは、肩甲骨が上に開いていく動きや、背骨側に引く動きが必要となります。
これらの動きが出来ないと、肩甲上腕関節つまりいわゆる肩関節に負担がかかって脱臼してしまうのです!
では気になる対策ですが、ここでは2つ紹介いたします!
1つは肩甲下筋という筋のトレーニングです!
ゴムチューブ(なければタオルなど)を柱などにつけ、ゴムチューブを内側に引っ張ります。
このとき肘が動かないように注意しましょう!
もう1つは肩甲骨のストレッチです!
仰向けになった状態で背中の下に丸めたタオル(可能ならストレッチポール)を入れます。
手を軽く開いて左右に軽くごろごろ揺れましょう!
この二つで脱臼のリスクは軽減できます!
もっと詳しく自分の体に合ったエクササイズが知りたい!という方は是非理学ゼーションにお越しください!
スタッフがお客様にあったメニューを提案させていただきます。